フィレンツェのかばん工房を訪問!

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今回訪ねたのはフィレンツェのベッキオ橋の近く、イマーニャ通りにあるINFINITYというお店。
露天商から専門店までバッグやベルトを売る店があふれている町だが、ここで実際にイタリア人が作って売っている店は数えるほどしかないそうだ。この店は昔、塔だったということで立派な表示板が掛っていた。入口上部の重厚で立派なアーチが往時を偲ばせている。現在はご主人とマンマ、それに息子さんが作って直接販売までしているという。
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例によって、実際に作っているのか?を検証?したく店を通り抜けて奥の作業場へお邪魔することに。
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案内してくれたのは「柔道が得意!!」という息子さん。現地在住の公式ガイド、吉川さんが流暢なイタリア語で通訳してくれて、次第に打ち解けてくるのが判る。ベルト用の厚い革からソフトな革まで、種類がやたら多いけど、1枚ずつ仕入れるの?色ブレは?デザインは誰が?全部ここで作ってるの?仕入れはないの?疑問が次々と湧いてくる。
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背後には小型のバンドマシン(皮革を平らにスライスする機械)、これがあれば本物のメーカーだ!!(私の工房にはもう一回り大きなバンドマシンがあります、エへン!!)設置の場所や周囲の配置で生産量もほぼ判ります。
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お店のスタートはベルトから。という事で、ベルトのコバ削り器や、これはニス塗り機。ニスは私の工房と同じ物を使っていた。(なかなかの遣い手と見える。)タンニン系の皮革が多いので吸い込みが早く、両面塗りでもいいらしい。
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奥に見えるのは油圧裁断機(クリッカー)や刃型。手前右側は、なんとわが工房と同型の腕ミシン。使い易く無理の利く機械はどこでも愛されるのだ!
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マンマが「革の倉庫も見る?」と聞いてきたので、2階まで上がらせてもらった。皮革の種類より、アーチになっている天井のカタチが珍しく興味を持った。決して広くはないけど遺跡の中で鞄を作る! なんていいな~!!
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画面左奥の木製の階段が革倉庫への階段だ。高い天井なので途中を木製の床で仕切って2階にしているのだ。日本では考えられない遺跡の使い方なのだ。
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奥の工房のコーナーから表のお店のコーナーへ来て記念撮影。あいにくパパは不在だったけど、フィレンツェのカバン事情、皮革の事、道具の事、たくさんの質問に答えてくれたマンマに感謝です。息子さんも僕たちを撮って、「今日、日本から見学者が来た事、フェイスブックに載せていいか?」と聞かれびっくり! このブログより早くイタリアで公開されてしまったのだ!!
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TORRE dei BUONDEL MONTI(Buondel Montiの塔)の標識がある。建物の外見はそのまま維持し、内部は自由に改造して現代に活かす。なるほど!!と納得した。少しお土産をゲットして次の訪問地、「サンタクローチェ教会のカバン学校」「道具屋さん」へ向かうのでありました。
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by nagae-bag | 2016-04-06 21:06